デザイン費用について

「デザインをお願いしたいのですが、費用はいくらですか?」
「設計も含めてどれくらいかかりますか?」
こうしたご質問を多くいただきますが、弊社では一律の金額を事前にご提示することが難しいというのが正直なところです。なぜなら、デザインや商品開発の内容は、お客様の「想い」や目的、開発する製品の用途や規模によって大きく異なるからです。
私たちがご提供するのは、単に見た目を整えるための“デザイン”ではありません。
使い手の暮らしや体験を豊かにするための価値設計であり、クライアント企業が伝えたい想いや解決したい課題を形にするプロセスです。そのため、プロジェクトごとに内容や関わり方、成果物が異なり、それに応じて費用も変動いたします。
見積もりのために確認させていただく内容
費用を正確にお見積もりするために、以下のような情報を丁寧にヒアリングさせていただきます。
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目的とコンセプトの確認
「誰に、どのような価値を届けたいのか」「どんな未来を描く製品なのか」といった商品開発の背景や目的を明確にし、共通の判断軸となるコンセプトを設定します。
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ご依頼内容・範囲の整理
企画・市場調査・デザイン・設計・量産支援など、どの段階までご依頼されるかを確認します。業務の範囲を具体的にすることで、費用の精度が高まります。
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成果物の定義
必要な提案数や納品形式(スケッチ・レンダリング・3DCADなど)を伺い、制作物の内容を確定します。
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スケジュールの共有
ご希望の納期やプロジェクト全体の進行スケジュールについて情報共有し、実行可能なプランを立てます。
未確定な内容も曖昧にせず、「ご提供予定の情報」か「共に検討すべき内容」かを明確にしながら、スムーズな進行を目指します。
契約・秘密保持についての対応
お客様からお預かりする技術情報やアイデアは、商品開発における大切な知的財産です。弊社では、秘密保持を就業上の重大な義務として位置づけ、以下の体制を整えています。
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社員および関係者との秘密保持契約の締結
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就業規則と秘密保持誓約書による義務化
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外部パートナーにも秘密保持を徹底
ご要望に応じて、以下の契約書を締結可能です。
必要に応じて業務委託契約なども締結いたします。安心してご相談ください。
スケジュールについて、こちらをあわせてご覧ください
信頼関係を大切にしたパートナーシップ
よい商品開発は、依頼者とデザイナーが互いの想いを共有し、信頼関係を築くことから始まります。
どれだけ技術やノウハウがあっても、一方通行のやり取りでは本当に価値のある商品は生まれません。私たちは、お客様と「対話を重ねること」「目的を明確にすること」を何よりも大切にしています。
まずは、あなたの「想い」や「なぜこの商品をつくりたいのか」という背景をお聞かせください。
そこから、共に道筋を描きながら、価値あるものづくりを進めてまいります。