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「感動価値の創造」をデザインポリシーに活動しています

デザインは、感動を届ける手段です

デザインは、決して美しいカタチや整ったフォルムをつくることだけではありません。
私たちは、「いかに感動をつくりだし、どう届けるか」をデザインと捉えています。 人が求めているのは、モノそのものよりも、モノから得られる体験や心の動き── たとえば、旅行先での思いがけない景色、誰かとの会話、映画を観たあとの余韻。 それは、空間、何気ない道具にもやどっています。 モノは感情を動かす装置でもあるのです。 では、モノの価値とは、何によって決まるのでしょうか。 それは「価格」ではなく、感動の深さと継続性です。 たとえ高価な製品であっても、心が動かされる体験があれば「それだけの価値がある」と感じられます。 反対に、どれだけ手頃でも、印象に残らなければ「高く感じる」ことさえあります。 私たちはこの感動の質と量を「感動値」と呼び、 プロダクトやサービスにおいて、感動を生み出し、届け続ける仕組みをデザインすることを使命としています。

 

 

人格図

企業とは、「創」と「営」を重ねる存在

私たちは、企業活動そのものも「デザインの対象」であると考えています。

企業は「創」「造」「営」む存在です。 つまり、多くの人との関係性の中から社会に必要な価値を創出し、信頼の積み重ねによって継続的な事業基盤を築いていく営み。

すぐれた製品は、確かな思想と整備された企業の基盤から生まれます。
そして、それを次の世代に伝承し、資産として育てていくことで、
企業自身の人格──つまり「企業らしさ」や「信頼される在り方」が形成されていくのです。

私たちICIデザイン研究所は、
単なる製品開発ではなく、企業の本質的な価値づくりをサポートするパートナーでありたいと願っています。

 

▼「感動値」を生み出すために私たちが大切にしていること

・使い手の感情や日常に寄り添う観察力
・小さな不便や違和感を見逃さない感性
・クライアントとの対話を通じた価値の言語化
・素材・加工の可能性を引き出す技術的理解
・感動を「継続」させる設計と思いやり

感動値を高めるための デザイン・設計プロセス

感動を届けるデザインには、「感覚」だけではなく、論理と構造が必要です。

そのために私たちは、開発の初期段階から目的や目標を明確に設定し、問題点を抽出するフロントローディング型のプロセスを重視しています。

商品開発において、「最初に何を見つめるか」は、最終的な完成度やユーザー体験に大きな差を生みます。
ICIでは、企画・デザインの段階で製造面までを視野に入れた設計を行い、無駄な修正や行き詰まりを減らす“設計前の設計”を丁寧に行います。

 

また、

デザインから製品設計・金型設計・量産支援までを一貫してサポートする体制を整えていることも、私たちの強みです。
これにより、開発期間の短縮と、クライアントのニーズへのスピーディな対応が可能になりました。

デザインを起点としながら、ものづくりの全体像を見渡す視点でプロジェクトを進めることで、
単なる“製品の完成”ではなく、“体験価値の最大化”を目指しています。

 

▶ ICIのプロセスの特徴

フロントローディングのデザイン・設計:課題を先に見つけて、後戻りを減らす

製造を見据えたデザイン:金型・量産までを意識したデザイン設計

スピードと品質の両立:一貫体制による開発効率の最適化

感動値の可視化:ユーザーのリアルな声や反応から体験価値を検証

 

小さなチーム・少数精鋭だからこそ、深く・しなやかに あなたの想いを支えます

イアリング集音機

私たちICIデザイン研究所は、少数精鋭の体制でプロジェクトを進めています。

「デザインや設計は人数が多ければ良い成果が出る」というわけではありません。
むしろ、限られた人員だからこそ、一人ひとりが多角的な視点と深い専門性を持ち、本質的な課題解決に向き合えると考えています。

素材、構造、加工、金型、さらには環境やサステナビリティに対する豊富な知識と経験を活かし、
“質の高いものづくり”を小さなチームで実現できるのが、私たちの強みです。

また、案件の規模や内容に応じて、信頼関係を築いている**協力パートナー(クリエイター・製造メーカー・素材メーカーなど)**と連携し、柔軟かつ確実に対応しています。

社内で完結させることにこだわるのではなく、プロジェクトにとって最適なチーム編成を考え、
「想いをかたちにする」ための最善の方法を追求しています。


レスポンスと総合力について

モノづくりの鍵は、「レスポンス」にあります

スピードが求められる現代のものづくりにおいて、
最も重要なのは「素早く、的確に応える力」──つまりレスポンス力だと私たちは考えています。

ICIデザイン研究所では、プロジェクトの初期段階から積極的に関与し、
開発前に潜む課題やリスクをいち早く抽出することを重視しています。

その上で、構造や機構、素材の選定に至るまで、解決に向けた具体的なアイデアや提案をスピーディーにお届けします。
必要に応じて、企業トップや他部署とのプレゼンテーション・企画会議にも同席し、同じ目線でプロジェクトを推進します。

私たちは、デザインを単なる“発想”や“造形”にとどめることなく、
企画・デザイン・設計・金型・量産支援・販売促進に至るまで、一貫してサポートいたします。

その背景には、30年にわたるプロジェクト経験と、製造現場・素材メーカー・流通・広報に至るまでの信頼できるネットワークが存在します。

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