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当然になってきた
3次元モノづくり環境
アイデア出し以降は
3次元CADで
カタチをつくる8つの原則
 
 
 
 
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今、モノづくりをめぐる環境が劇的に変化している。その変化を一言で表現すると’高速化’です。この傾向は、2003年待つから特に顕著になってきているようです。
モノづくりの高速化を実現した環境の変化とはどのようなものか、その大きなポイントは3つあります。

一般的になった3次元モノづくり環境
1つは、広く一般の企業に3DCAD/CAM/CAEが普及し、これにより一気通貫型のモノづくり環境が定着したことです。 設計工程では、3DCADで形状をつくり、単に干渉チェックだけではなく、簡易解析を行えるようになりました。問題が設計段階から洗い出され、いざ、量産。という段階でのストップが少なくなりました。
  また、試作や金型などを発注するばあいに、以前であれば、3Dデータで発注しようとしても3Dデータと共に2Dの詳細寸法の入った図面をもとめられていた。しかし、今は、3Dデータと簡易寸法やはめあい交差 を記載した簡易図面で発注できるようになりました。
  もちろん、発注する前に製造サイドとゲート位置や勾配など必要事項の打合せが必要ですが、膨大な詳細寸法を記載した図面を作図する時間が削減できるようになりました。また、製造サイドにおいても間違いのない形状データを得ることができるメリットは大きいようです。
 さらに、こうした3次元データの存在は、モノづくりに直接的にかかわっていない人にも大きな恩恵を与えています。例えば、3次元データを加工・流用することで営業担当者が3DCGや3Dビューアでプレゼンテーションすることが一般的になった。精緻な3次元CGで描かれた製品の画像をCMやWebに利用するケースも増えた。いずれも、3次元モノづくり環境がモノづくりのみならず、幅広い企業活動にメリットを与えることを示すものだ。

3Dデータから即モデル、即金型
RP(ラピッドプロトタイピング)機の対応素材が増え、用途が拡大したことも、モノづくりの高速化を推進する一翼を担っている。
 RPモデルは、形状確認モデル、注型用マスターモデルの用途に加え、機能・性能評価モデル、サンプル出荷用試作品、治具、鋳造用の型などモノ作りの様々な工程で使われるようになった。また、レーザー焼結する粉末金属の開発により直接簡易型を製作できるようになった。
  RPなら小物であれば数時間で造形ができる。また、モデル制作を外注する際でもRPモデルの納期が大きく短縮された。問題を解決していく上で短時間でモデルができるメリットは大きい。構想モデル、意匠モデル、構造検証モデルなど各工程で目的、用途にあわせ、モデルをつくり実際に手にとり組立て検証できるからだ。データとRPモデルの検討により高速に問題解決ができるようになった。
 また、超高速切削加工 CAD/CAMのレベルアップにより3DデータからNCデータを作成、すぐに切削加工にとりかかれるようになったことも大きい。切削機の多軸、高速化により複雑な形状でも高速で高精度に加工できるようになった。

 このように複数の要素について効率があがり、結果的にモノづくり全体の時間短縮やコスト削減の相乗効果が現れ始めている。 もはや、三次元でのモノづくり環境は広く普及し、CADを導入しているだけでは、競争力を確保することは難しくなっている。この効率化の恩恵をうけるには、3次元CADをいかに活用しているかが不可欠になっている。
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