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3次元化は発想のさまたげになるか

 
なかなか3次元CADを導入できない方の中には、その理由として柔軟なアイデア創造の障害になるのではないか、と考えている方がいるかもしれません。
  しかし、これははたして本当でしょうか。
  頭の中にあるアイデアは、3次元で発想されるはずです。頭の中で様々な角度から検討し、スケッチとして描きます。スケッチを描く行為は、問題解決のために頭にイメージされた形状を一旦2次元の紙に描き、紙に描かれたイメージと頭のアイデアを視覚的に確認し推敲を重ねる作業です。
  紙の上に描くスケッチが、デジタル空間に描く3次元CADでのモデリングに変わったとしても「イメージを視覚化し解決策を導き出す手法」には変わりありません。
  つまり3次元CADで視覚的、立体的に確認、推敲を重ねることはアイデア創出の障害とはならないと言えます。
  ただし欠点として、デジタル手法をつかうとその作業(より良く見せるための作業)に没頭してしまい、推敲することを怠る可能性がないとは言い切れません。アイデア段階であるのに細部にまでこだわりモデルをつくることがあります。アイデア段階はあくまで全体のイメージがわかる程度のラフにとどめ、最終のデザイン段階でディーテールまでつめるようにするなど、どの段階でどこまでデータを作りこむのかというルールを決めておけば解決することができます。こうすることで作業時間の超過をさけることができます。 従来からあるアナログ手法と近年登場したデジタル手法にはそれぞれに利点があり、欠点があります。デザイナー自身がよりよいデザインを考える過程は、どのような方法であっても良いと考えています。しかし、誰かにデザインをプレゼンテーションする段階では、3次元CADを使い形状を提示すること必要です。

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